まずご自宅を売却する時には、「いくらで売れるのか」を調べる必要があります。最終的には不動産会社に査定してもらうことになりますが、その前に自分で相場を調べておきましょう。

まずは物件情報サイトで似たような物件と比較する

最寄り駅や駅からの距離、広さや築年数など似た物件を探す。不動産の相場を調べるには最も手っ取り早い方法は、ネットの物件情報サイトで、自分の不動産と似たような条件の物件がいくらで売りに出ているか調べることです。

広さが異なる物件は坪単価などで比較してもOKです。もちろん条件がほぼ同じであればBESTですが、なかなか都合の良い物件もないので、広さが違う場合は平米単価や坪単価で割って比較してもよいでしょう。「坪（つぼ）」とはおよそ3.3㎡のことで、普段耳にしないと思いますが、不動産屋業界ではよく使います。

例えばご自宅（物件A）の広さが100㎡として、似たような物件（物件B）が150㎡で3000万円で売りに出ていたとしたら

3000万円÷150㎡＝20万円（物件Bの平米単価）

になります。これをご自宅（物件A）の㎡単価をかければ

20万円×100㎡＝2000万円（物件Aの相場）

ということになります。なお、ほぼ同じ条件の物件でも広さが変わると平米単価が異なるのが通常です。一般的に面積が広くなると総額が大きくなるので平米単価は下がる傾向にあります。その結果、物件Aの実際の相場は2000万円より高くなる場合が多いと思います。

このように周辺で売りに出ている物件の価格を調べることである程度の相場がわかりますが、物件情報サイトに出ている価格はあくまで売主の希望価格なので実際の成約価格はこれよりも低くなることが多いので注意しましょう。

事前に知識をいれておくことで不動産屋の言いなりにならないようにでき、信頼できる不動産会社と出会う近道になります。不動産売却をお考えの方は是非事前に相場チェックを簡単ですのでしてみてください。