祖父母が亡くなって家が空き家になってしまった、両親から空き家を相続してしまった・・・という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

思いかけず手に入れてしまった空き家、実はそのままにしておくとお金ばかりかかり資産を減らしてしまう原因に・・・。

使わない空き家を持っているなら、なるべく早めの売却をおすすめします。

売却をおすすめする理由その①

空き家も他の住宅と変わらず、所有しているだけで固定資産税・都市計画税が発生します。家が建っている土地に対する特例で固定資産税・都市計画税の減額がありますが、家を取り壊して更地にしてしまった場合は減額の対象外になりますのでご注意ください。

売却をおすすめ理由その②

空き家の固定資産税は最大6倍になる恐れがあります。すべての空家の固定資産税が6倍になるというものではありません。空き家には大きく分けて2種類があり、通常の空家と特定空き家があります。

通常の空家ならば一般的な住宅と変わりありませんが、特定空き家になってしまうと固定資産税が最大6倍になってしまうのです。

特定空き家に指定されてしまう恐れがあるのは以下のような空き家です。

●そのまま放置すれば、倒壊の危険ある

●そのまま放置すれば、衛生上有害となるおそれがある

●適切な管理がされておらず、周囲の景観を損なう

●そのほか周囲の生活環境を保つため、不適切な状態である

具体的には、家の一部が損壊していたり、ゴミなどが敷地内にあり野良猫などの住処になってしまっている状態。そのほかには、塀に落書きがされていたり犯罪に使われていまうような恐れがある空き家が対象になりますのでご注意ください。

売却をおすすめする理由③

固定資産税以外にもかかる維持費で、誰も住まない状態でも電気や水道などが必要となり光熱費が発生します。契約内容にもよりますが年間約4万程度は必要です。

売却をおすすめする理由④

放火の被害も合いやすい空き家には火災保険の加入も必要です。安くても年間2万円程度が必要です。地震保険もつけると倍以上の費用が必要になりますのでご注意ください。

色々な理由で持ち続けたい方や売ってしまいたい方などいらっしゃるかと思いますが、どうしようか悩んでしまっている方は記事を参考にしていただければ幸いです。まずは信頼できる不動産会社に相談してみるのがBESTです。