まず不動産を売却するときには、売出しのタイミングについて考えると思います。タイミングの良し悪しが売却価格に影響があったりします。ではタイミングをどのような観点からみればいいのでしょうか。

まず、相場が安い時に買って高い時に売るのが理想です。あくまで理想ですので中々見極めることが難しいのが現実です。不動産の相場には波があるといわれていますが、過去10年間を振り返ると2007年から2008年は相場が上昇傾向だったのですが、2008年9月のリーマンショックを機に大幅な下落でした。その後、アベノミクスが始まった2013年以降は上昇になっています。

こうしてみると2000年前半に不動産を買った人や、2010年代前半に不動産を買った人は、今のタイミングで売ればトクする可能性が高いです。相場の変わり目を見極めるのは難しいですが、少なくても「今売れば、買った時よりも高く売れる」のであれば、売却のタイミングとしては抜群だと思います。ただし、不動産の価格は築年数などにも左右されますのでご注意ください。

不動産売却のタイミングでもう一つ重要なのは季節による売りやすさの違いです。年度の変わり目が4月なので、新学期や新年度が始まる4月までに引越しを検討する人が多いです。年度の少し前、1月から3月に住宅を買う人が多いので、この時期なら不動産の売却がしやすいです。同じような現象は秋の移動シーズンにも規模は小さくなりますがあります。

現在、売却をご検討方などいらっしゃいましたら是非ご参考にしてみてください。不動産を売却するときには、相場や季節などの要因に気を配りつつ、最適なタイミングで売りに出しましょう。